口腔保湿剤

こんにちは!みぞこし歯科医院歯科衛生士の岩永侑里香です。唾液を出す方法をいくつか紹介してきましたが、やってみましたか?生活習慣を変えてみたり、エクササイズをしてもお口の乾燥が気になる方は、、口腔保湿剤を使ってみましょう!


口腔保湿剤を使いこなそう!
口腔保湿剤は、口の乾きのつらい症状をやわらげる強い味方。近頃は薬局や病院、歯科医院のカウンターなどでも見かけるようになりました。

口腔保湿剤には、ジェル、スプレー、うがい薬がありますが、保湿効果が高いのはやはりジェルです。液体スプレーやうがい薬は、水分が多いだけに瞬時にうるおいを実感できますが、成分が流れやすい分、保湿力が早く失われがちです。そこでここでは、患者さんからよく質問を受ける、ジェルの使い方についてご説明していきましょう。

ジェルは、化粧品に例えると保湿クリームのようなものです。保湿クリームは、化粧水や乳液で肌にうるおいをたっぷりと与えた上から塗りますよね。口腔保湿ジェルを使うときも、肌のお手入れと同じように、口の中を水でうるおして、その上から塗るのがおすすめです。

そして量は少なめに、パールくらいの量を使います。「口腔保湿ジェルを使ったら口の中がベタベタして気持ち悪かった」という方が時々おられますが、もしかしたら一度にたくさん使いすぎかもしれません。化粧品の保湿クリームも、使いすぎるとベタベタして気持ち悪いですよね。それと同じです。

使うタイミングでおすすめしたいのは、歯磨き後。とくに就寝前の歯磨き後に、水分でうるおった粘膜に塗って寝ると、睡眠中のつらい口の乾きをやわらげることができます。

歯ブラシにジェルを付けて塗ったり、清潔な指にとって拡げるのもよいのですが、私がおすすめしたいのは、舌にジェルを乗せ、グルグルっと口内に延ばすやり方です。一見ずぼらなようですが、舌のエクササイズにもなって一石二鳥です!


《口腔保湿ジェルの上手な使い方》

☆水で口を潤します。
歯磨きやうがいのあとの、水でうるおった口に使うのがおすすめ!

☆歯ブラシや清潔な指に取って塗り拡げます。
使いすぎるとベタベタしやすいので、まずは少なめからお試しください。

(舌で口の中に拡げればエクササイズになります!)