バクテリアセラピー~L.ロイテリ菌による虫歯・歯周病菌治療~

皆さんは歯周病や虫歯が菌による感染症であることをご存知でしょうか?

そして最近よく耳にする腸内細菌フローラ、それと同じようにお口の中にも悪い菌と良い菌がいて、腔内細菌フローラという個人個人の菌の構成があることをご存じでしょうか?

改めまして、こんにちは。みぞこし歯科スタッフの岩永愛子です!

今日は最近勉強していることについてご紹介します。

もともと菌の観察が大好きな私。菌の動きや種類を患者様にお話ししたときの反応が好きです!健康志向な昨今、食育や有害物質、食品の保存料や加工食品、栄養学にも興味があります!そのような勉強は大好きです!

患者様にも提供できる健康の話があればやりたいくらいです。

 

さて、私の大好きな菌のお勉強です。最近腸内細菌フローラでよく耳にする善玉菌や悪玉菌ですが、人には人体常在菌としてその他に日和見菌というのがあります。

お口の中も同じです。歯周病や虫歯が菌の感染であることはお話しするととっても長くなります!また歯周病が及ぼす全身疾患への影響も関係するのですが、それも長くなりますので、気になる方はこちらのページを・・・

従来医科や歯科においても炎症の沈静や除菌治療として使用されるのが抗生物質ですが、抗生物質は炎症の元になる悪い菌にだけなく善玉菌にも作用してしまいます。

一見病状は沈静したかに見えますが、善玉菌が減るばかりではなく、4週間で菌のバランスは元の状態に戻るともいわれています。

さらに抗生物質に対して耐性菌が生まれ、今後同じようなお薬が効果を発揮しにくくなります。私たちは何か調子が悪いと病院へ行き、お薬を処方してもらいますが、耐性菌が作られることも知っておくべきといえます。

それに対して、バルテリアセラピーとは「菌を駆除する」という概念から「善玉菌を増やして結果として細菌フローラを改善する」という考えへシフトした治療法です。

悪玉菌の駆除のために善玉菌まで駆除するのではなく、善玉菌を増やして悪玉菌の割合を減らし、口腔内においては歯周病や虫歯の原因菌を減らし腔内細菌フローラのバランスを整えるという方法です。

そのために有効な菌が善玉菌のL.ロイテリ菌です。

バクテリアセラピーにより腔内細菌のフローラを改善するということは勿論、消化器官は口から肛門までつながっているため、今話題の腸内細菌フローラの改善もされるということです。

このような研究結果から歯科から発信されるバクテリアセラピーが今注目されています。

 

・・・とここまで細菌フローラや、バクテリアセラピー、L.ロイテル菌など魅力的な言葉を色々と述べましたが、私も先生からいただいた資料を読んで勉強をしている真っ最中です!

みぞこし歯科でも、体に優しく・再発をしない・外科処置を極力しない・歯を永く残す・患者様の将来を見据えた治療のため、バクテリアセラピーを検討中です!

いや、絶対に抗生物質よりいいでしょう!

詳しい内容はまたブログやHPでご紹介していくこととします。

お楽しみに(^^♪