治療したのになぜしみる!?

こんにちは。みぞこし歯科医院歯科衛生士の岩永侑里香です。今日はしみる疑問にお答えします。


★詰めたあとにしみる!これってなぜ?

むし歯を削って詰めたあと、しばらく歯がしみることがありますね。これはむし歯の炎症や削った刺激で神経が敏感になり、クールダウンするまでに時間がかかるからです。自然な生体反応ですのでご心配には及びません。また、神経や象牙質は自分を防御しようと、数ヶ月かけて第二象牙質をつくります。こうした仕組みによって徐々にしみる症状は減っていきます。

※ しみなくなるには個人差があります。1~2週間から1年くらいまで様々。


★傷みのないきれいな歯なのに、なぜかしみる!?

象牙質が見えておらずヒビもない、健康そのものの歯なのに、内部で炎症が起きていた、という患者さんがまれにおられます。こうした謎の炎症の原因として、歯ぎしりなどで圧迫された神経に血が流れず、その後血流が元に戻ったときに、炎症が歯のなかに生じてしまって痛みが起きやすくなる可能性が指摘されています。
→このような方は就寝中が特に無意識で歯ぎしりや食いしばりをしてしまうのでナイトガードの作製をオススメしています。